キロニー特殊専用機・自動化溶接システム 事例紹介
ミニ溶接ロボットシステム
ミニロボットで自由度・安全性の高いシステム構築
<< ステンレス管端溶接ミニロボットシステム >>
ステンレスの管に芯金を挿入し、管端をTIG溶接する溶接ロボットシステム事例です。
メインPLC制御は、管と芯金各々のパーツフィーダを制御し、管に芯金を自動挿入します。
ワークは、管に芯金が挿入された状態で、ロボット前のワーク取出部に降りてきます。
@ 取出部−Aトーチ部−Bトレイと3次元的に汎用ロボットがワークを掴み移動します。
カラータッチパネル画面より、溶接条件・動作条件・各種タイマ設定を行います。
ミニロボットとは、全軸80W以下モーターを使用する
小型多関節ロボットのことです。
法令上、安全柵設置義務が無いため、人間とロボットとの
距離を近づけることが可能です。
無駄にパワーを消費しないエコシステムが実現出来ます。
カラータッチパネル画面で、各操作とともに、生産完了数など、現在の状態を確認できます。
ワーク検出用ビームセンサにてパーツセッティング状態を確認し、次工程のトーチ部へ移動し、TIG溶接を設定データにて行います。
本事例の様なトーチ固定式のシンプルな構成の場合は、モニタカメラ取付も容易です。
<< AVC機能搭載型ミニロボットTIG溶接システム >>
三菱電機MELFA RV-6SDLによるAVC機能搭載型溶接ロボット構築事例
(注意)RV-6SDLは、一部80W超のモーターを使用しており、実運用時に安全柵が必要となります。
ロボットのティーチングを正確に行なっても、薄板を溶接する場合、溶接途中の変形・歪みは避けられません。
治具で拘束するにも、ワーク形状に拠っては、不可能な部位もあります。
そんな時の解決策、キロニーが構築するミニ溶接ロボットシステム専用AVCユニットです。
AVC軸ユニット(ストローク±10mm) 専用小型TIGトーチ(水冷・ガスレンズ仕様・定格250A)
専用の軸ユニットは、ミニロボットに取付容易で干渉の少ない円柱形状です。
専用トーチは、水冷・ガスレンズ仕様で、小型でも充分な実力を持ちます。
本ユニットの採用で、簡単で自由な薄板用高精度TIG溶接ミニロボットシステムの構築を御検討下さい。